被害想定
【人的被害】
人的被害は、建物倒壊、火災、急傾斜地崩壊、ブロック塀等の転倒、屋外落下物、屋内収容物の移動転倒による死傷者数を予測しました。火災と同様に冬5時、冬18時、夏12時の風速3m/秒、6m/秒及び9m/秒のケースで予測しています。
人的被害の予測においては、千葉県の人口を606万人(平成17年国勢調査による夜間人口)とし、各ケースの時間帯において屋内にいる人口については、5時で約599万人、12時で496万人、18時で約465万人と推定して計算を行いました。
5時のケースではまだ朝早く人々が自宅にいるため建物被害や屋内収容物による人的被害が、18時のケースでは火災やブロック塀、自販機の転倒による人的被害が多くなる傾向があります。
建物倒壊による死傷者は、建物大破数と死者数の関係、全壊・半壊棟数と負傷者数の関係により、屋内人口の状況を踏まえて予測しました。 |
火災による死傷者数は、出火時の逃げ遅れ、延焼時の建物倒壊による閉じ込め、延焼時の逃げ惑いによる死傷者率を設定し、屋内人口の状況を踏まえて予測しました。 |
急傾斜地の死傷者数は、急傾斜地崩壊による建物被害と死傷者数の関係を設定し、屋内人口の状況を踏まえて予測しました。 |
ブロック塀等の転倒による死傷者数は、ブロック塀等の転倒、自動販売機転倒に対する死傷者率を設定して、屋外人口の状況を踏まえて予測しました。 |
屋外落下物による死傷者数は、つり看板、窓ガラスなどの落下に対する死傷者率を設定して、屋外人口の状況を踏まえて予測しました。 |
屋内収容物の移動転倒による重傷者、負傷者数は、震度ごとの重傷率、負傷率を設定し、屋内人口の状況を踏まえて予測しました。 |
図 人的被害の求め方