被害想定

【震度】

 想定した3地震について、地震でどの程度の波(地震波)が発生するか想定し、その地震波が地上に伝わるまでにどう変化し、地上では地震波がどれくらいの大きさになるかを計算しました。地上での「地震波」の大きさから、地上での揺れの大きさ:震度を計算しています。
 

地震が発生する場所(断層の位置)と地震波が発生する原因となる「断層の破壊過程」を決めました。
地下を伝わってきた地震波は、地表近く(地下数km~数十m程度)で大きくなることが多く、その結果、地上に達したときの大きさについて計算しました。
計算された地表面での地震波から、震度を計算しました。

 

※地震動の予測は、「ハイブリッド法」により行いました。深部地盤モデル、浅部地盤モデルを新たに作成し、工学的基盤までは差分法と統計的グリーン関数法を重ね合わせ、工学的基盤以浅では、有効ひずみの周波数依存性を考慮した等価線形法で行っています。

 

図 ハイブリッド法による地震動予測の概念図