あなたは助けを呼ぼうと大声を出しましたが、息を大きく吸い込むと胸に鋭い痛みが走り、大声を出すことができません。
空気がとても悪く埃っぽくせき込みましたが、かまわず大声をあげました。
家が余震のたびにきしみ、生きた心地がしない。それに、地震の時間帯は朝食時だった、火災の危険もあるのではないか…。
痛みにもかまわず助けを呼び続けると、のどはかれ、次第に気が遠くなってきました。酸素が足りないのかもしれません。
あなたは意識を失う前に、焦げ臭いにおいをかいだような気がしました―。
TIPS
下敷きになった状態で大声を出し続けるのはなかなか困難です。災害用の笛を身に着けておくと、こうした事態に役立ちます。