身近でできる防災対策

【自宅編】家庭やご近所で備えること


 災害時要援護者の方々が必要とする支援については、行政や関係機関において準備を進めており、優先的に物資を配布したり、仮設住宅に入居できるなど、できる限りの支援が行われます。しかし行政の支援だけでは不十分で、ご家族や地域の方々からの支援、また何より災害時要援護者の方自らの備えも重要です。

 乳幼児や高齢者の方が必要とするおむつ、持病をお持ちの方の常備薬や医療資機材、また、アレルギーをお持ちの方が食べられる食料などが考えられます。妊産婦の方の場合は、体をできるだけ清潔に保つため、肌着を多めに持っておいたり、お風呂に入れない場合に備えてウエットティッシュをお持ちになることも考えられます。
 また、小さなお子さんの場合は、ぬいぐるみやおもちゃなども災害時にはメンタルケアのために役に立つことがあります。

 そのほか、特殊な事情をお持ちの場合は、お住まいの市町村等に事前に相談したり、自主防災組織等を通じてご近所の方にもご理解と支援をお願いすることも有効です。

災害時要援護者とご家族自身で、備えを万全にしておこう。