被災ストーリー

【学校/平日の朝/子ども】編

 学校に来る途中だった人はどうしているのだろう?それに、お父さんやお母さんは無事なのかな?家には帰れるのかな?なんだかいろんなことを考えて、不安になって下を向いていたら、先生が戻ってきた。みんなに声をかけながら、僕にも「どうした?気分悪いのか?」と声をかけてくれた。「お母さんやお父さん、それに家が心配」とつぶやくと、先生は「たぶん大丈夫だよ。お母さんもお父さんも元気だよ。そのうち迎えに来てくれるし、それまでは学校でみんなと一緒に待っていよう。」と言ってくれて、少し安心した。